英語にはto不定詞や動名詞を含む句や名詞節などが主語になると、主語が長くなるのを嫌い形式主語の「it」を文頭に置いて意味上の主語を後ろに置くことがあります。
この形を一般的に「it toの型」や「it to構文」と呼んだりします。
この記事ではこの「it to構文」を解説します。
it to構文、形式主語の使い方
英語では主語が長くなるのを嫌う性質があります。
そんな時に出てくるのが形式的な主語(形式主語)「it」を文頭に持ってきて、意味上の主語(真主語)を後ろに持って行ってバランスを取ります。
その形が「it to構文」です。
- 文の形は「It is ~ (for 人) to ・・・」の形になる
- 誰がを表す「for 人」は省略されることがある
- ~が人の性質や評価などを表す場合は「for 人」ではなく「of 人」になる
it to構文の作り方
まず、it to構文になる前の文を考えてみます。
- To get up early morning is difficult for me.
朝早起きすることは私にとって難しい。
この文では「To get up early morning」が主語になるのですが、これが長すぎるということでこれを後ろに持っていきます。
その時に主語は形式主語の「it」を置きます。
- It is difficult for me to get up early morning is .
朝早起きすることは私にとって難しい。
このようになります。
イメージではまず「それは難しいんです」と言っておいて、その後で「難しいことの説明」を後に置くのですね。
人の性質や評価などを表現する場合はforがofになる
この「it to構文」では「It is ~」の「~」に当たる部分が人の性質や評価などを表現する場合は「for 人」ではなく「of 人」になります。
- It was kind of him to help her.
彼が彼女を手助けしたことは親切でした。
このように「for 人」ではなく「of 人」になるものに「clever(かしこい)、wise(利口な)、foolish(愚かな)、honest(正直な)、polite(礼儀正しい)、brave(勇敢な)」などがあります。
例文-Other examples-
「it to構文」の例文をあげておきます。
- It is dangerous to drive while using a cell phone.
携帯電話を使いながら運転することは危険です。
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