英語には品詞と呼ばれる単語を文法上の意味や役割による分類があります。
資料ごとに若干の違いはあります(8種類であったり10種類であったり)が、おおむね以下のものに分類されています。
- 名詞(noun)
- 動詞(verb)
- 形容詞(adjective)
- 副詞(adverb)
- 代名詞(pronoun)
- 助動詞(auxiliary verb)
- 冠詞(article)
- 前置詞(preposition)
- 接続詞(conjunction)
- 間投詞(interjection)
この記事では品詞の種類と意味を学習します。
品詞とは
品詞とは単語を文法上の意味や役割によって言葉を分類したものです。
品詞の分類
一般的に品詞には以下の10種類に分類されます。
名詞(noun) | 人やモノの名前を表す語 |
---|---|
動詞(verb) | 動作や状態を表す語 |
形容詞(adjective) | 名詞を修飾する語 |
副詞(adverb) | 動詞、形容詞、副詞を修飾する語 |
代名詞(pronoun) | 名詞の代わりに用いられる単語 |
助動詞(auxiliary verb) | 動詞に話し手の気持ちを加える語 |
冠詞(article) | 名詞の前に置かれ単数、複数、不特定、特定なのかなどを表わす語 |
前置詞(preposition) | 名詞の前に置かれ、場所、時間、手段などの意味を付加する語 |
接続詞(conjunction) | 単語と単語または文と文を接続する語 |
間投詞(interjection) | 呼びかけや人の感情を表す語 |
名詞(noun)
名詞は人やモノの名前を表す品詞です。
名詞には数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があります。
数えられる名詞(可算名詞)には、単数の時と複数の時で形が変わります。
- 最後にsをつけるもの
- car(車)→cars
- cat(猫)→cats
- dog(犬)→dogs
- s、ch、sh、x、oで終わる語で語尾にsをつけるもの
- piano(ピアノ)→ pianos
- radio(ラジオ)→ radios
- photo(写真)→ photos
- video(ビデオ)→ videos
- s、ch、sh、x、oで終わる語で語尾にesをつけるもの
- bus(バス)→ buses
- dish(皿)→ dishes
- potato(じゃがいも)→potatoes
- glass(グラス)→glasses
- watch(腕時計)→watches
- 「子音字+y」で終わる語でyをiにかえてesをつけるもの
- baby(赤ちゃん)→babies
- city(市)→cities
- story(物語)→stories
- 「母音字+y」で終わるので最後にsをつけるもの
- way(道、方法)→ways
- f、feで終わる語でf,feをvにかえてesをつけるもの
- knife(ナイフ)→knives
- leaf(葉っぱ)→leaves
- wolf(狼)→wolves
- f、feで終わる語でsをつけるもの
- roof(屋根)→roofs
- belief(葉っぱ)→beliefs
- cuff(袖口)→cuffs
- safe(金庫)→safes
- 単数と複数が同じもの(単複同形)
- Japanese(日本人)→Japanese
- sheep(羊)→sheep
- deer(鹿)→deer
- fish(魚)→fish※魚の種類を数える時はfishes
- 不規則な変化をするもの
- man(男性)→men
- woman(女性)→women
- cild(子供)→children
- foot(足)→feet
- tooth(歯)→teeth
- mouse(ネズミ)→mice
- goose(ガチョウ)→geese
また、人やモノの固有の名前を表す名詞を固有名詞と呼びます。
固有名詞は一般的に文の途中であっても最初の1文字を大文字で表記します。
動詞(verb)
動詞は動作や状態を表す単語で、自動詞と他動詞の2つの種類があります。
また動詞は原形、現在形、過去形、過去分詞、現在分詞と使われる場面によって変化します。
形容詞(adjective)
形容詞は名詞を修飾(説明)するために用いられる語です。
形容詞にはwhiteやold、young、richなど数多くの語があります。
副詞(adverb)
副詞は動詞、形容詞、副詞を修飾(説明)するために用いられる語です。
代名詞(pronoun)
代名詞は会話や文の中ですでに出てきたものを繰り返す代わりに用いられる語です。
代名詞には人称代名詞と指示代名詞があります。
人称代名詞にはIやyou、he、she、we、theyなどがあり、指示代名詞にはthis、that、itなどがあります。
助動詞(auxiliary verb)
助動詞は動詞の前に置かれ、その動詞に話し手の感情や主観を付加する役割を持った語です。
canやmay、will、shouldなどがあります。
冠詞(article)
冠詞は名詞の前に置かれてその名詞が単数なのか複数なのか、不特定なのか特定なのかなどを表します。
冠詞には定冠詞と不定冠詞があります。
定冠詞は「the」、不定冠詞は「a」と「an」です。
前置詞(preposition)
前置詞とは、名詞の前に置いて場所や時など名詞の意味を補う語です。
inやat、on、by、to、ofなどがあります。
接続詞(conjunction)
接続詞は語と語、句と句、あるいは節と節を結びつける役割を持ちます。
接続詞には要素同士を対等な関係でつなぐ「等位接続詞」と「主」と「従」の関係でつなぐ従位接続詞の2種類があります。
andやbut、orなどがあります。
間投詞(interjection)
間投詞は会話の間に投げ込まれる語のことで、呼びかけや人の感情を表す語です。
OhやHi、Heyなどがあります。