英語の名詞は、意味に基づく分類で通常「普通名詞」「集合名詞」「固有名詞」「物質名詞」「抽象名詞」の5種類に分類されます。
この記事ではそれぞれの特徴を見ていきます。
普通名詞
同じ種類に属する事物を広くさすことのできる名詞が普通名詞です。
集合名詞の例
- apple(リンゴ)
- pen(ペン)
- teacher(先生)
- radio(ラジオ)
- piano(ピアノ)
集合名詞
同じ種類のものが集まって1つの集合体になっているものをあらわる名詞が集合名詞です。
集合名詞の例
- family(家族)
- audience(聴衆)
- class(クラス)
- goverment(政府)
- people(人々)
- police(警察)
- stuff(職員)
- team(チーム)
固有名詞
同種類のものと区別をつけるために、人物や事物に付けた名前が固有名詞です。
固有名詞の例
- Japan(日本)
- Ken(ケン・人の名前)
- Mars(火星)
固有名詞は通常は不可算名詞で文の途中であっても大文字で書き始めます。
theをつける固有名詞
固有名詞の中には習慣的に the が付くものがあります。
固有名詞がもともと複数形の場合
固有名詞がもともと複数形の場合は原則として the が付きます。
固有名詞がもともと複数形の場合
- the Alps(アルプス山脈)
- the West Indies(西インド諸島)
- the United States(アメリカ合衆国)
「A of B」の形を取る固有名詞の場合
「A of B」の形を取る固有名詞の場合は原則として the が付きます。
「A of B」の形を取る固有名詞の場合
- the Sea of Japan(日本海)
固有名詞+普通名詞または普通名詞が省略されている場合
固有名詞+普通名詞または普通名詞が省略されている場合は原則として the が付きます。
固有名詞+普通名詞または普通名詞が省略されている場合
- the Pacific Ocean(太平洋)
- the Balkan Peninsula(バルカン半島)
- the Sahara (desert)(サハラ砂漠)
- the Titanic(タイタニック号)
物質名詞
水や紙、鉄などと物質につけられてた名前が物質名詞で、多くの場合不可算名詞として扱われます。
物質名詞の例
- water(水)
- paper(紙)
- iron (鉄)
抽象名詞
感情や概念のように形のない抽象的な意味を表す名詞が抽象名詞です。
物質名詞の例
- love(愛)
- success(成功)
- honesty (誠実さ)
- information(情報)
- kindness (親切)
- hope (希望)
- laughter (笑い)
- homework(宿題)
- work(労働)
英語の名詞には「数えられる名詞(可算名詞)」と「数えられない名詞(不可算名詞)」という分類があります。可算名詞と不可算名詞の特徴を見つつ、主な使い方を学習します。
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