助動詞のmustは「義務・必要」「禁止」「勧誘(強い提案)」「推量」「必然」を表現します。
mustは強いプレッシャーのあるイメージの単語です。
この記事ではそのmustの使い方を学びます。
平叙文での助動詞mustの使い方
助動詞mustは平叙文では動詞の前に置いて使います。この場合は動詞は動詞の原形になります。
- 平叙文では助動詞mustは動詞の前に置く
- 動詞は原形を使う
- you must finish the report on time.
予定どおりに報告書を完成させなければなりません。
疑問文でのmustの使い方
疑問文では助動詞のmustは文の先頭において使います。この場合は動詞は動詞の原形になります。
- 疑問文では助動詞mustは動詞の前に置く
- 動詞は原形を使う
- Must I finish the report on time.
予定どおりに報告書を完成させなければなりませんか?
否定文でのmustの使い方
否定文では助動詞のmustの後ろにnotを置いて動作を否定します。この場合は動詞は動詞の原形になります。
- 否定文では助動詞mustの後ろにnotを置く
- 動詞は原形を使う
- You must not use this pen.
このペンを使ってはいけません。
mustの否定形は強い禁止の意味になります。
mustの過去形
助動詞mustには過去形はありません。
過去のことを表現したい場合は「had to」を使うようにします。
mustの用法
助動詞mustの意味は、大きく分けて「義務・必要」「禁止」「勧誘」「推量」「必然」に分類できます。
義務・必要のmust
義務・必要のmustは多くの場合「~しなければならない」と訳されます。
- You must arrive on time, or you won’t be seated.
時間通りに到着しなければなりません、さもないと席まで入れてもらえません。
禁止のmust
禁止のmustは否定文で「~してはならない」と訳されます。
- You mustn’t believe anything my aunt tells you.
おばの言うことは何も信じてはいけない。
勧誘のmust
勧誘のmustは多くの場合「ぜひ~しなさい」と訳されます。
相手に何かを強く勧める時に使える表現です。
- You must come and see us when you come to San Francisco.
サンフランシスコに来られたら、ぜひ家にもいらしてください。
推量のmust
推量のmustは多くの場合「きっと~だろう,きっと~のはずだ」と訳されます。
- You are right. This must be a joke.
君の言うとおりだ。これはきっと冗談だろう。
必然のmust
必然のmustは多くの場合「~するしかない」などと訳されます。
- Every creature must get old.
すべての生き物は老いていかなければならない。
例文-Other examples-
いくつか例文をあげておきます。
- There must be something wrong.
何か問題があるに違いない。
- Really? It must be for their new song about Japan.
本当に? それはきっと、日本のことを歌った新曲のために違いないわ。
- You must promise not to laugh, OK?
笑わないって約束してくれなきゃだめだよ。いいかい?
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