英語の動詞には2つの種類があり、目的語を必要としない動詞と必要とする動詞です。
自動詞と他動詞
英語の動詞には2つの種類があり、目的語を必要としない動詞と必要とする動詞です。
自動詞と他動詞の種類
目的語を必要としない動詞を自動詞、目的語を必要とする動詞を他動詞と呼びます。
またそれぞれに完全自動詞、不完全自動詞、完全他動詞、不完全他動詞が存在します。
自動詞/他動詞 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
自動詞 | 完全自動詞 | 文の他の要素を必要とせず、主語と動詞だけで文が成り立つ自動詞(S+V) |
不完全自動詞 | 補語を必要とする自動詞(S+V+C) | |
他動詞 | 完全他動詞 | 必ず目的語を取り補語が不要な他動詞(S+V+O、S+V+O+O) |
不完全自動詞 | 必ず目的語を取り補語を必要とする他動詞(S+V+O+C) |
目的語は日本語の「〜を、に」にあたる言葉です。
完全自動詞と不完全自動詞
完全自動詞、不完全自動詞、完全他動詞、不完全他動詞の見分け方は「補語」が必ず必要かそうでないかで決まります。
- I sleep.
完全自動詞(「わたしは眠る。」では意味が通じる)(S+V) - He is a high school student.
不完全自動詞(「彼はです。」では意味が通じない)(S+V+C) - He read a book.
完全他動詞(「彼は本を読む。」補語が無くても意味が通じる)(S+V+O) - I give him a present.
完全他動詞(「私は彼にプレゼントをあげる。」補語が無くても意味が通じる)(S+V+O+O) - I call him Mike.
不完全他動詞(「私は彼をマイクと呼ぶ。」)(S+V+O+C)
自動詞と他動詞の見分け方
自動詞と他動詞の見分け方ですが、正確には辞書を見るしかありません。
辞書には「自動詞(vi.)」「他動詞(vt.)」と書かれているので辞書があれば問題ないのですが、実際は辞書が無い場合もあるでしょうから一定の見極め方を記述しておきます。
ややこしいのは同じ単語でも文脈から「自動詞」になったり「他動詞」になったりするものがあります。
動詞+前置詞になっていればそれは「自動詞」
目的語の動詞の後ろには名詞が来る必要があります。
ということは他動詞の後ろには前置詞は来ないです。
逆に言うと「動詞+前置詞」になっていると「自動詞」です。
動詞+前置詞の例文
- I arrived at the station.
- I go to school.
- I get to Osaka.
- She looks happy.
- I get up early in the morning.
などはすべて「自動詞」です。