不定詞の中で「to+動詞の原形…」で作成するひとまとまりのフレーズをto不定詞と言います。
不定詞の種類
- 名詞的用法・・・主語、補語、目的語に使われる
- 形容詞的用法・・・名詞を修飾するのに使われる
- 副詞的用法・・・動詞(句)を修飾するのに使われる
to不定詞の作り方
to不定詞はto+動詞の原形で作成します。
to不定詞には「…すること」と訳されることが多い名詞的用法、「…するための〜」と訳されることが多い形容詞的用法、「…するために」「…して」「…するとは」 「…してその結果〜」などと訳される副指定用法の3つがあります。
to不定詞の名詞的用法
to不定詞の名詞的用法は文中で主語・補語・目的語の働きをします。
例文
- To make new friends is not so easy.
新しい友達を作るということは、そんなに簡単なことではありません。
上記の文では「To make…」とto不定詞が主語の位置に置かれて主語としてあつかわれています。
また
例文
- I want to make new friends.
私は新しい友達を作ることを欲しています(=作りたい)。
とすると文の目的後になっています。
to不定詞の形容詞的用法
to不定詞の形容詞的用法は文の名詞を後ろから修飾し、形容詞としての働きをします。
例文
- What’s the best way to make new friends?
新しい友達を作る最善の方法はなんですか?
この「to make」は名詞wayを後ろから「友達を作るという」と修飾しています。
to不定詞の副詞的用法
to不定詞の副詞用法は後ろから動詞(句)を修飾し副詞の働きをします。
例文
- I joined a tennis club to make new friends.
私は新しい友達を作るためにのテニス部に入りました。
この文の「to make」は文の動詞「join(ed)」を後ろから修飾し「新しい友達をつくるためにね」とjoinedに説明を加えています。
to不定詞は置かれる位置で用法が決まる
上にあげた例文でわかるように同じto make new friendsと同じフレーズでできたto不定詞でも置かれる位置で「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」と呼び名は変わります。
英語は配置の言葉なので決められた位置に置くだけで同じフレーズが名詞としてあつかわれ、主語や補語、目的語になったり、形容詞的な役割や副詞的な役割を果たすことができます。
目的語の位置にto不定詞のみを使う動詞
動詞の中には目的語の位置にto不定詞のみを使う動詞がいくつか存在します。
to不定詞のみを使う動詞
- agree/同意する
- attempt/務める
- aim/目標とする
- choose/選ぶ
- contract/契約する
- decide/決める
- desire/欲する
- expect/予期する
- hesitate/ためらう
- hope/望む
- intend/意図する
- learn/学ぶ
- manage/管理する
- mean/~するつもり
- need/必要だ
- offer/申し出る
- promise/約束する
- pretend/ふりをする
- promise/約束する
- plan/計画する
- promise/約束する
- refuse/拒否する
- seem/~の感じがする
- tend/傾向がある
- want/が欲しい
- wish/~したい
to不定詞の否定
to不定詞の内容を否定するにはto不定詞の前に「not」を置きます。
例文
- She told me not to go there.
彼女は私にそこへ行かないように言った。
以下のようにtoldを否定すると別の意味になります。
例文
- She didn’t tell me to go there.
彼女は私にそこへ行くよう言わなかった。
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